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自作のフレットレスベース(ジャコがくれたもの)

第20話

■ジャコがくれたもの

jaco_600

「ジャコパストリアスの肖像」このアルバムのことを
僕ごときが話すこと自体気がひけたりするのですが、

同じベースを弾くものとして受けたショックはハンパな
ものではありませんでした。

大学時代にジャズに凝っていたときがあり、その流れで
このアルバムに出会いました。

どうだったかって?

一曲目の「ドナ・リー」で、えっこれベースだよね??
僕の頭の中のベースはこういう楽器ではありませんでした。

「ポートレート・オブ・トレーシー」のハーモニック奏法。
何度聞き返したことでしょうか。ベース一本でここまで
感動させることができるんだ・・ と、
本当にそう思いました。

天才ってこういうのをいうんだろうなあ。

タメ息も出ませんでした。
時代のある時期に突如出現するんですよね。
今じゃなくて、あの時代に出てきた。

でも、その後メインストリームにはならなかったのは、
誰も継承できなかったからに他なりません。

フォロワーは沢山いらっしゃいます。
しかし、未だに誰も超えられていません。
プロのしかも超一流の方からも見ても、特別な存在なの
でしょうね。

■フレットレスのエレキベース

あの独創性は、いったいどこから来るのか?

音楽性、アイディアについての論考はいたるところで
語られています、いまさら僕が書くつもりはありません。

当時の僕は、音楽性はもちろんですが、あの「音」に
倒されてしまいました。

高音の早いフレーズで特に顕著だった、何かをこする様な
不思議な音。

重低音と高音、そして倍音。

複雑なのにシンプルに絡み合う(?)織物の柄の様な音楽。

・ ・ ・

手にしている楽器もなにか普通ではないものでした。

フィンガーガードが外されたボロボロのボディ。
妙につるんとしたネックの指板。

それはフレットを抜かれ、その溝はパテで埋められ、
その上からエポキシ塗料を縫った自家製ネックでした。

さらに、知り合いのクラフトマンが手の込んだリペアを
施しているそうです。

へえー・・こういうことをやっちゃうんだ・

このベースについては、後で知ったことですが、
ボディとネックが別もの(製作年が別の楽器)だとか。

よく分からんのですが、楽器って手に入れた時点では
完成してないのでしょうね(多分ですが)。

・ ・ ・

実は、学生時代に買ったフェルナンデスのプレベモデル、
数年後にフレットレスに改造してみました・・

ただ、そういうことをしたかっただけ。
散々な結果になりました。異様に弦高が高くなり、
とても弾けたものではないものになってしまいました。

本音をいえば、

ジャコのあの音に焦がれていたのしょうね。
いまでも持っています。

mybass-600

まあ、凡人の戯れですね、笑ってやってください。

・ ・ ・

で、ぼくはジャコのなかに何をみたのか?
正直に書きます。

深くて真っ黒な穴を覗きこむ時のような、恐いのだけれど、
覗きたくて仕方が無い気持ち、とでもいうのか。
暗い穴の中にある「何か」を見てみたい衝動です。

凡人の僕にはそんな風に感じられます。
そんな穴に落ちたら大変なことになる、そういう感じ。

・ ・

最後まで、ご覧頂きありがとうございます。

JT

サウンドハウス
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